亮と四季神時也はその瞬間に、一気に岩に隠れる相手に駆け寄った。
そして岩の影を覗き込みながら拳銃を構えた。
『警察かな?それとも黒ずくめ?』
橘怜子は不安そうに告げた。
『亮さん!!』
修二が亮の名前を呼ぶと、亮と四季神時也が岩の影から、銃弾がかすった左腕から血を流すホスト風の男を連れて来た。
『お、お前は!!』
ホスト風の男を見て、修二は驚きをあらわにした。
『お前はあの時の…生きていたのか…』
亮と四季神時也に両腕を持たれながら、ホスト風の男・相沢誠也も修二を見て驚いた。
『修二、知り合いなのか?』
亮は驚く修二に尋ねた。


