足音はどんどん近づいてきた。
そして、向こうも気配に気づいたかのように足音が途端に止まった。
『止まった…』
亮のその言葉に緊張が走った。
その瞬間、気配が動いた。
気配が動いたと同時に、銃声がなり響き修二のそばの鍾乳石に銃弾が当たった。
『くそっ!!』
亮は銃弾を撃ってきた相手に目掛けて拳銃を発砲した。
相手は岩にうまく隠れ、銃弾から逃れた。
そして、また相手は岩の影から拳銃を発砲し亮の頬を霞めた。
四季神時也が岩の影にいる相手に向けて拳銃を発砲した。
『くっ!!』
四季神時也の放った銃弾が岩の影に隠れる相手に当たったらしく、相手が声を上げた。


