降り注ぐ太陽の光りのカーテンが、周りの鍾乳石たちを照らし七色の光りが溢れていた。


幻想的な神秘の景色がそこにはあった。


『太陽の光…夜が明けたんだ…七色…綺麗…』


橘怜子は漏れる光りを見上げた。


『あの洞穴の中がこんなところに繋がっていたなんて…』


亮もあまりの幻想的な景色に見とれていた。


そんな時、修二たちが進んできたのとは反対方向にある洞穴の通路から、足音が聞こえてきた。


『誰か来る?』


亮は足音に反応し、拳銃を握りしめた。


四季神時也も拳銃を握りしめ、唾をのんだ。


修二と橘怜子は公太を守るように囲んだ。