『そんなちっちゃい身体で…生まれた時から死と向き合ってて…公太、お前凄いよ。ホント凄いよ』


亮は公太に歩みより告げた。


『凄いか…やっぱり英雄と呼ばれる人間には、短命が付きものなのかな…ハハハ』


公太は力無く笑った。


『ん?』


そんな時、四季神時也が何かに気づいた。


『どうしたんですか?』


そんな四季神時也に修二が声をかけた。


『何か気配を感じる…』


四季神時也は真剣な目つきで洞穴の外を見た。


『気配?』


修二がそう言葉を発した瞬間、洞穴の外で爆発が怒った。


『な、なんだ!!』


亮は洞穴から飛び出した。