『しゅ…修二!?』
橘怜子も修二の姿を見て驚いた。
修二と橘怜子はお互いに拳銃を下げた。
『まさか管理施設に近づく者って…怜子だったのか…』
修二は驚きながら呟いた。
『修二?知り合いなのか?』
木の蔭に隠れて見ていた亮が、そんな修二に駆け寄った。
ズキューン!!
そんな時、銃声が鳴った。
『危ない!!』
突然、茂みから飛びだした公太が橘怜子に体当たりをした。
体当たりされた橘怜子は地面に倒れ、その真上を銃弾が通過した。
修二たちは銃弾が通過してきた方に瞬時に目をやった。
その視線の先には四季神時也が拳銃を握りしめていた。


