アライブ



『行くで!!』


四季神時也は修二の肩をポンとたたき、“白い部屋”を出て行った。


『行こう、修二』


亮も手に拳銃を握りしめながら“白い部屋”を出て行った。


『くっ…』


修二も唇を強く噛みながら“白い部屋”を出て行った。


“白い部屋”を出た3人はそのまま管理施設の外へと出た。


『ここにまもなくたどり着く者か…』


修二はボソッと呟いた。


『木の蔭や茂みに隠れよう』


亮のその言葉で、3人は近くの木の蔭や茂みに姿を隠した。


『話し声がする…』


茂みに姿を隠し、静かに拳銃を握りしめる修二の耳は、近寄って来る声に反応した。