『わかった』


四季神時也は潔く返事をした。


『わかったって…お前…』


亮はそんな四季神時也を驚くように見た。


『あんたらがやらへんのやっても、俺はやるで。俺は殺されるくらいなら殺す方を選ぶわ。生きてこの島から出たいし…まだ死にたくないしな…』


四季神時也はそう言って、自らが持っていた拳銃の銃弾を確認した。


『時也さんの言ってる事はもっともだけど…でも、自分が生きるために人の命を奪うなんて…』


修二は唇を強く噛んだ。


『なら、死ぬか?』


一人の警察官がそう尋ねると同時に、他の警察官たちが一斉に拳銃を構えた。