オトコ嫌いなあたしと、オンナ嫌いなあなた。【完結】




入学式から一週間後。
マリリンもナル君とのゴールデンウイークの予定が決まったみたい。

チカはケンに会うための東京行きの準備が進んでるし。

あと半月で世間では楽しい楽しいお休みに入るって、あちこちで盛り上がってきてるのに……。


何が悲しくてまだ16歳の女の子が、こんな場所でスクラップ作りをやらされなきゃならないんでしょか?


黄金色のお日さま、あたしの青春って何なんでしょ?


産土探偵事務所の小窓から夕焼け空を眺めながら、あたしは思いっきり大きなため息をついた。


「スクラップ作りは出来たのか、お花畑アタマ。
息を吐く暇とエネルギーがあるなら手と頭を動かすのに使え。
春になって陽気がよく花が満開になったからといって、おまえのアタマまで陽気にお花が咲かれてはたまらんからな」


気分が落ち込んでいようが、浮かれてるときだろうが、相変わらずの毒舌ですこと。


「あのねえ……女の子が落ち込んでるんだから、もうちょっと気を遣いなさいよ!
頭をお花畑にして気分が浮上出来るなら、とっくにやってるっての!」