ウズウズする。 ソファーに座ってみたり、寝転がってみたり。 奴が家を出て、まだ数分。 あたしは勢いよく立ち上がると、カバンを掴んで家を飛び出した。 奴の謎が、もしかしたら分かるかもしれない。 そう思い、奴をつけてみることにした。 バレたらきっと怒られるけど、気になるもんは仕方ない。 こうしてあたしは、奴の謎を暴くため探偵気分を味わうことにしたのだった。 そして知ってしまう。 奴の大きな秘密に―――― .