【完全版】HIDE&SEEK-心と心のかくれんぼ-

名前を見ると、そこには綺麗な文字で『古谷勇将』と書いてあった。



「ふるや、ゆーしょー?」



「"こたにゆうし"や。」



「あ、"こたにゆうし"って読むんだコレ…。」



ってあれ?



今誰が言ったんだ?



私は顔を上げた。



そこには朝の人がいた。



「気づくの遅いなぁ。お前、女やったんやな。」



「はぁ…すんません。女で。」



失礼なこと言われたにも関わらず謝ってしまう。



それもこれも、私の外見が男っぽいのが悪いから。



私が謝ったら古谷先輩が急に笑いだした。



「何や。お前おもろいやっちゃな!間違えたんは俺やのに。」



古谷先輩は整いすぎたその顔を真っ赤にしてヒーヒー言っていた。