紅先輩が私の腰のある一点をぐりっと押す。



「あっ…先輩っマジいい。」



私は凝ってるそこを押され、めちゃくちゃ痛気持ち良い。



勇将先輩は私が声を出した瞬間、カァっと真っ赤になり顔を細長い指で隠した。



「あかんっそんな声で鳴くなんてっ!…俺、今日は寝れへん!」



「ぶはは!勇将、俺からの些細なプレゼントだ〜!」



叫ぶ勇将先輩に笑う紅先輩。だけど紅先輩は巧みにツボを親指で突く。



「ちょっ…!先輩っそこいい!」



「あ゙〜かんって!俺の"俺"がっ!止めぇやコウ〜!」



「ぶははーっもっと苦しめ〜」



意味不明な二人の会話。



だけどそれ以上に、私は紅先輩のマッサージで体の疲れが無くなり、気分は爽快なのだ。