「ゆうたら、キスしてええか?」



私は予想外の言葉にビックリした。



そんなこと聞かれても、どうしていいのか分からない。



顔がめちゃくちゃ熱い。



そんな私を見て、勇将先輩は凄く優しい笑顔を向けた。



そして、勇将先輩の得意の甘い声が耳元に響いた。



「好きやで、気良…。」



そっと勇将先輩の綺麗な顔が私に近づく。



唇と唇が重なり、温かく柔らかい感触。


私達は初めてのキスを交わした。



それは、先輩がくれたオレンジの飴の甘酸っぱい味がした。

















.