勇将先輩は強く抱きしめてた私の体をバッと離す。



「はぁ!?言ったやん昨日。」



唇を尖らせて可愛く反論されたけど、言われてないものは言われてない。



「言ってない。」



「ゆーたもん!特別って…。」



勇将先輩が拗ねた声を出すから、あまりにも可愛くてさらに言い返す。



「じゃ、好きって言って…?」



とたん、勇将先輩の顔が真っ赤になった。



この人、こういう顔もできるんだなぁ…



そう思ってたら、勇将先輩の反撃の言葉が返って来る。