なんかもやもや。



仲よさ気な二人に対し、私達の距離感はやっぱり少しある。



『友達』なんだから当たり前なのに。



あー、わけ分かんね。



自分の気持ちにも目の前のいちゃつく二人にも距離のある勇将先輩にもムカついて



「私と先輩はそんな関係じゃありませんから。」



気が付けば、私は冷たくそう言葉を残して、足早に食堂を出ていた。



目の前から三人の姿が無くなったのに、心のもやもや、全然取れないし。