「りゃっふぇ、とくべふっへ、こふはふりゃん!」



凛はフニフニされながらも必死に言葉を発する。



「言ってる意味がわかんない。」



私はほっぺで遊んでた指をパッと離した。



「だって、先輩に特別って言われたんでしょ!?」



「言われたけど。」



昨日の海でのことはメールで凜には言っていた。



「つか、告白とかじゃ…ないと思う。まさか勇将先輩が私のことなんか好きな訳ないじゃん。」



私が言うと煮え切らない凛の視線が私に注がれた。