話に集中してしまい、ボールを見送ってしまう。



「初めて気良がインのボール見送った〜」



気付けばコートの近くに戻って来てた日和が言う。



「りゅうちゃん〜パフェ食べに行こ〜!」



ちびっ子は細い足でトテトテと走って来て、龍太郎の手を握った。



190近い身長の龍太郎と110代であろうちびっ子が並ぶとなんかスゲーな。



「買うのは俺なんだけどなぁ。」



「気良も来る?もちろん龍太郎の奢りで。」



「え゙!?俺かよ!」



じゃれる龍太郎と日和。



真逆の性格の二人なのに、不思議と仲良いよな。