飛行機が見えなくなり、後ろを振り返ると、俺の仲間達は皆泣いていた。



「ぐすっなんでお前らまで泣いてんねん!」



泣いてしまっている俺は鼻を啜りながら叫ぶ。



「もらい泣きだよ!馬鹿!」



代表したかのように、芹澤が叫び返した。



その瞬間、俺達は泣いとる顔のまま笑い出した。



気良、俺は、俺達はお前を信じて



居場所をつくって



ずっとずっと待っとるからな…



「頑張りいや、気良…。」



お前には、遠くで支えてくれる仲間がこんなにも沢山おんるやから…な?