【完全版】HIDE&SEEK-心と心のかくれんぼ-

私達は黙って歩いた。



気まずいとかではなくてただ並んで歩いているだけで心が満たされた気がしていたからだ。



きっと、勇将先輩も同じ気持ちなんだろうな。



私がちらっと見ると勇将先輩は微かに微笑んでいた。


ああ…この人は、最初から最後まで私をドキドキさせる人だ。



私達はその場に止まる。



「じゃあ、ここまでで。」



「うん。」



勇将先輩がゆっくりと私に荷物を手渡した。