勇将先輩と向かった先は遊園地。



「遊園地、実は結構久しぶりやねん。」



勇将先輩は嬉しそうに言う。



こういう時々見せる子供みたいなキラキラした目、可愛いよな。



私は勇将先輩の表情を目に焼き付けるように見つめた。



「よし!今日は全部忘れてメッチャ楽しむで!」



勇将先輩は手を繋いで歩き出した。



勇将先輩の手の温かさが私をドキドキさせる。



私は、繋いだ手を離さないように強く握り返した。