勇将先輩はしばらくうーんと唸っていたけど突然私の顔にずいっと近寄った。



「気良かて、色っぽい整った顔、してんねんで?」



勇将先輩がいつもより低く甘い声で私に言う。



勇将先輩の指が私の唇をなぞった。



「特にこの知的でキスすると柔らかい唇が、俺を惑わすねん…。」



勇将先輩は私にキスを落とす。



「…ん。」



勇将先輩が角度を変えては私にキスをする。



そのうち段々深いキスになった。



「せっん…ぱい、……はぁ。」



私は息が上がってちゃんと喋れない。



でも、勇将先輩とのこのキスは、不思議と嫌いじゃない。