あっさり決まったなぁ…。


その後、十分の審査員の話し合い時間が設けられ、正式に私の優勝が決まった。



私が優勝か…。



私が…嘘、だろぉ?



涼蘭学園始まって以来の珍事件になっちゃうんじゃない?



私はMVPの商品の高そうな香水を持ってステージを掃ける。



ってか、どうせなら準ミスの洗剤セットが欲しい。



金山さんに貰お。



「ねえ、この香水私使わないからそれと交換してよ。」



と言ったら、準ミスの金山さんは信じられないというように目を見開き、喜んで交換してくれた。