紅先輩は龍太郎とダブルスを組んでる。



二人だと最高にいい試合するんだけど、別れたらダメなんだよなぁ…。



「りゅうはデクの棒だな。」



「ぶーっ!紅さんだって気良には勝てないじゃんー!」



「5ゲームはとるもん。」


むくれる龍太郎に腰に手を宛て自慢げな紅先輩。



「負けは負けじゃん。」



「るせー!」



紅先輩が龍太郎の頭をグリグリした。



「ワンセットマッチだから本当の勝負はついてないっすよね。」



「まぁ、そうだなぁ。」



紅が微笑んで答えた。