「な〜んか、面倒臭さそう。」



龍太郎はそう言うと私の隣の席で瞼を閉じた。



「はぁ、本当に龍太郎は不真面目だよね。」



日和は呟きつつ、その横で真剣に見ていた。



私も最初はちゃんと見ていたんだけど、いつしか睡魔が私を襲って…。



………。



「このおバカ!寝るにも限度があるだろ!」



龍太郎の声で私は重たい瞳をゆっくり開く。


私が目を開けると…



隣のクラスであるB組の代表女子が日本舞踊を舞っている。



「やっべぇ。」



私は急いで自分の体を起こした。