「あの制服は開明館工業やからなぁ、開明館まで引きずったったわ。」



勇将先輩、よく捕まらなかったなオイ…。



「んで、開明館の裏サイトにハッキングして、写真貼付けてやってん。」



勇将先輩は悪い顔で笑い、携帯写真を見せる。



そこにはボロボロの奴らが校門前に座っている横から先輩のピースした指が写った写メ。



「ぶわー勇将さん、めっちゃ凄いっすねー!」



龍太郎、笑い事じゃないし。



「せやけど、まだまだ終わらんでな。奴らに頼んだ奴らが分かったから明日が勝負や。」



勇将先輩はふふふんと鼻を鳴らして言った。



「そうですね〜!明日は俺も頑張らなきゃ。」



龍太郎も不気味に笑った。