「ちゃんと手加減してくださいよ。」



「そら勿論。」



私は勇将先輩とコートに降りた。





















「お前っレギュラー並やん…っけ！！」



「そりゃっどもっ…ふっ！！」



いつしかラリーから本格的な試合になっていた。



陸人先輩がノリノリで審判をやり始めた。



ほかのレギュラーも興味津々で試合を見ている。



「つかっ！レギュラー相手に勝てるわけないっす…っよっと！」



「でも本気で潰しにかからなきゃ勝たれんわ。」



最後は勇将先輩のボレーが左サイドを切って試合が終わった。