「じゃ、行って来るね。」



私は家を出て学校へ歩いた。



その後だが体中が痛くて、朝練にも集中出来なかった。



なんとか朝練を乗りきって教室に戻ると凜が飛びついて来る。



「気良ぁ!おはよー!」



私は体の痛みで顔を歪める。



「きら…?首筋、化粧してるけど、この赤い跡って…。」



凜が沈黙の後目を輝かせた。



「これってキスマークだよね!?古谷先輩やるぅ!」



キス…マーク?



私は昨日のことを思い出す。



もしかして、私が意識を失った後に…!