なに企んでんだろ…。



私はそう思いながらも部活へと走った。



ミスコンの練習後の毎日の部活に加え、テニス部レギュラー練。



マジ…くったくた。



やっとのことで長い長い一日が終わり、私は帰路につく。



「…あ、そういえば、赤ペン新しいの買わないとないんだっけ。」



授業中龍太郎に貸したら、あろうことか馬鹿力で壊しやがった。



龍太郎からぶん取った五百円でコンビニで買うか。



そう思い、私は家の反対方向に体を向けて歩き出す。