「へぇ〜!知らなかった。勉強になったわぁ〜。」



龍太郎はそう言うと逃げ出した。



「唐島、あんなんで大丈夫かなぁ〜!」



「無理だね。隣のクラスから日和も出てくるし、負けるね。」



私が冷静な見解を述べると凜も深く頷いた。



「日和君は、紳士だからね。」



「ん、そだね。」




他の女子達も私達の話に頷いた。



日和人気は龍太郎人気ほどはないけどこういう人前に出る時は礼儀正しいので有利だろう。



負けず嫌いの龍太郎がこのままなわけないけど…。