「気良…。」



周りまで私の方をジロジロ見てくる。



視線が痛い…。



「もう着替えるし。」



私は試着室に引っ込もうとするが凛に腕を掴まれる。



「ダメ!絶対それ買って!つか、私が買ってあげるから着てよ〜!」



心なしか凜の顔が赤くなっている。



「やばいよ気旅行〜っ!早く古谷先輩に見せたい!ホントに似合ってる!」



凜が目をキラキラさせて言う。



「あ…、うん。」



私は結局そのワンピースを凜に買って貰った他、女の子が着るような服を凜が選んで買わされた。