「私、先輩をどれくらい好きなのかわかんないっす。」



私も自分のオデコを手にあてた。



私と勇将先輩の距離がんぐっと近付く。



勇将先輩の長い睫毛が視界に入って来た。



「気良、そんなに近くにいたら、また強引にチューするで。」



勇将先輩わざとらしく言う。



「んー、今日はだめ。」



「なんで?」



勇将先輩、その顔、反則…。



「…今日は私が強引にチューしてやる番っすから。」



私は勇将先輩の唇に軽く自分の唇を落とした。