私を綺麗な丸い目が今にも飛び出そうなくらいに開いて捕らえてた。



「気良ちゃんって、自覚ないみたいね…。」



「少しくらい自覚して欲しいですねんけど。」



勇将先輩が苦笑い。



「まぁ、誤解が解けて良かった。私、年下好きじゃないから大丈夫よ!」



雅さんは豪華に笑った。



「ま、そゆこと!よーし、雅、俺の部屋に行くぞ!」



「兄ちゃんなんで。」



「んー…大人は二人っきりにならないと出来ないことがあんの!」



兄ちゃんの発言に、雅さんが『ばか』と小さく呟いて顔を赤らめた。