「いや、私が何も知らなくて勝手に落ち込んでたのが悪いっす。」



「そもそも、勇将が気良ちゃんみたいなかっこ可愛い女の子から私みたいなチンチクリンに浮気しないわよ!ハハハ!」



雅さんはそう言うと芹澤さんの肩をバシッと叩いた。



「なんで俺!?」



「あんたがそこにいたから。」



雅さんは綺麗な女の人なのにパワフルな感じ。



確かに芹澤の血が流れてるな。



「そんな。私みたいな男女、雅さんみたいな綺麗な人と比べられないっす。」



雅さんみたいな人に可愛いって褒められても、実感が湧かない。



ってか、私なんか可愛くないし。