「気良、食い過ぎ。」



日和がさっきから私を見て青ざめてる。



「それ、勇将先輩と陸人先輩にも言われた。」



私はハンバーグを頬張りながら答える。



腹減ってるんだから、しゃあないっしょ。



「つか、あれ、勇将さんじゃね?」



怪訝そうな表情で龍太郎が指差した。



私は反射的にその方向に向いた。



確かにあの黒過ぎて不思議な色の髪は勇将先輩だ。



でも…。



「隣、女の人誰。」



私が口にした。



龍太郎と日和も、私の言葉と同じに思ってるというような顔で見ていた。