「勇将先輩が夢を叶えるまで、私は自分の夢に向かって頑張る。先輩がハゲた頃には私はボケ老人になるし、皺くちゃにもなる。


勇将先輩と、歳を重ねるよ。」



私は迷うことなく言った。



勇将先輩はやはり照れ臭そうに笑った。



「なんか、プロポーズみたいやでな。どうせなら、もっとロマンチックにしたかったわ。」



重なった手を引き寄せられて、勇将先輩に抱きすくめられる。



先輩の腕の中は爽やかな香水の香りが広がった。