スゲー荒い息で戻ってきた兄ちゃん。



「ホラ、お前等にこれやる。」



「由良先輩、これ?」



「気良は知らないとして、勇将は知ってるよな。」



兄ちゃんが差し出したのはペアのストラップ。



「スター…ライト?」



「そっ!今若者に大人気のStarlightのストラップ。これ、やる!」



兄ちゃん私達に渡す。



「そんな!これ、高額なものですやん!」



あ、これ高額なんだ…。



「いーのいーの!ほら俺ってStarlightで働いてっからさぁ!」



兄ちゃんは言いながら勇将先輩の背中をバシバシ叩いた。