「何泣いてるんだよ龍太郎!」



「はっ!?泣いてませんよ!」



芹澤さんに頭をぐちゃぐちゃされながら男泣きしている龍太郎。



陸人先輩も、紅先輩も、日和も二人を囲んで笑ってる。



「なんか、仲間っていいっす。」



いつの間にか隣にいた勇将先輩に私は呟いた。



「何言いよんの?お前かて、もう仲間やろ?」



そんな私を無邪気な笑顔で撫でる勇将先輩。



そんな訳無いのに、なんだか一生皆といれる気がしたんだ。