「本当に、失礼なガキだ」


タコさんは不愉快さを隠そうとしない。


「そうだぞヒロ。人を見かけで判断しちゃダメだ」


「茜子が『滅殺しよう滅殺しよう』っていってた相手だけどね」


どうしてそんな相手と仲良くなれるかがわからない。


「とにかく、茜子!!コイツが今朝私の事をエロティカルにした張本人なの!!早くやっつけよ!!」


「いやそうは言ってもねぇ」


「ねぇ」


タコさんと茜子が顔を合わせて頷く。


「ふふ。茜子とやら、我が輩貴様の事が気に入った。我が輩の嫁にならぬか?」


「あら、嬉しい申し出ですわ」


「ちょ、ちょっと茜子!?タコさんウインナーに求婚されてる場合じゃないでしょ!?」