「既に私の力は除霊師2級クラスだよ?」


いや級とかある時点でものスゴくうさんくさいよ。


「ちなみに2級ってどのくらい強いの?」


「稲川淳二と互角、かな」


除霊しない。


その人は除霊しない。


「まぁ、タコさん倒すの位は訳ないよ。私に任せてみな。ヒロ」


「……茜子」


でも、そんな事でもし茜子に怪我でもされたら……。


そう思うとやっぱり私一人の方が良いかもしれない。


「茜子、やっぱり」


「ヒロ、大丈夫だよ」


ポン、と茜子の手が肩に置かれ、顔が近づく。


女の子同士なのにちょっと気恥ずかしい。


「いざとなったらさ、私が滅ぼすから、ヒロが殺して」


二人合わせて滅殺☆


「いや、滅殺しないから」