量の多さに圧倒され、あんまり食べれてなかったんだ


「え、でも。お箸つけたし…」


「お前が食べてたやつじゃん。だったらいーよ」


ナツキくんは私の目の前からお皿を奪うと、ツルツルと一気に食べてしまった


私の食べてたやつだからいい?…え、意味分かんない


そこに深い意味はあるの!?


あぁ…。頭悪いから分かんないよぉ…


「お前さぁ。誰にでもそーいう顔すんの?」


「えっ?そーいう顔ってどんな顔?」


「そーいう顔だよ」


ナツキくん、ハハッて笑い、完食した後箸を置く


意味不明な言葉を残した後、ナツキくんはさっさと会計をすませ、お店を出てしまった