果江さんの体は重みを増す一方だ。
腕が痛くなるほど。
わたしの腕の中で、ついに果江さんはぐったりして動かなくなった。
果江さんの口元に、手のひらをかざしてみる。
微かに、ほんの微かに、小さな吐息の感覚があった。
どうしよう、どうしよう、どうしよう。
わたし、こんなときに一体なにをやっているんだろう。
誰か助けて!
果江さんが死んでしまう!
ぐったりした果江さんを両腕で抱き締めた時だった。
玄関の天井のランプがくるくる回って点滅した。
誰かが来た!
わたしは果江さんを抱えたまま、近くにあったスリッパをドアに投げ付けた。
鍵が開いていることを知らせるためだ。
わたしには、果江さんを腕の中から離す勇気が無かった。
今、離してしまったら、もう果江さんが二度と目を開けてくれない気がして怖かったからだ。
ドアが開く。
そこに立っていたふたりを見たとたんに、ついにわたしは泣いてしまった。
そこにはスマホを握り締めた静奈と、同じくスマホを握り締めた車椅子の幼なじみが居た。
腕が痛くなるほど。
わたしの腕の中で、ついに果江さんはぐったりして動かなくなった。
果江さんの口元に、手のひらをかざしてみる。
微かに、ほんの微かに、小さな吐息の感覚があった。
どうしよう、どうしよう、どうしよう。
わたし、こんなときに一体なにをやっているんだろう。
誰か助けて!
果江さんが死んでしまう!
ぐったりした果江さんを両腕で抱き締めた時だった。
玄関の天井のランプがくるくる回って点滅した。
誰かが来た!
わたしは果江さんを抱えたまま、近くにあったスリッパをドアに投げ付けた。
鍵が開いていることを知らせるためだ。
わたしには、果江さんを腕の中から離す勇気が無かった。
今、離してしまったら、もう果江さんが二度と目を開けてくれない気がして怖かったからだ。
ドアが開く。
そこに立っていたふたりを見たとたんに、ついにわたしは泣いてしまった。
そこにはスマホを握り締めた静奈と、同じくスマホを握り締めた車椅子の幼なじみが居た。



