恋時雨~恋、ときどき、涙~










5時に起きて、まず、健ちゃんのお弁当作りから、わたしの1日は始まる。


朝食の準備をして、健ちゃんをたたき起こしに行く。


健ちゃんが洗面を済ませている間にベッドを直し、わたしも身支度をする。


2人そろって、朝食をとる。


健ちゃんを仕事に送り出したあと、急いで残りの身支度をして、洗濯を済ませた頃に静奈がアパートへやってくる。


軽くお茶を飲み、9時前に一緒に短大へ向かう。











お母さんの手術が成功したと連絡がきたのは、健ちゃんとの生活が馴れてきた3月始めのことだった。


アパートに一通の封書が届いた。