「え、高知?」



市哉は、目を丸くして驚いた。



「また随分遠いところに行くんだね」



「そうなんです、だから先生…」



房子は、そう言って紫の肩に手を置いた。



「紫ちゃんのこと、よろしく頼みます」



(…えぇっ?!)



房子の唐突な発言に、紫は驚きのあまり声も出ず、目を見開いて房子を見た。