「お義母さんも歳が歳だし、仕方ないのよ」 「でも、房子さんがひとりで看るんでしょう」 「そうだけど…」 房子は紫から目をそらすと、市哉に肩車をされて喜んでいる幸子を見て、 「あの子や夫がいれば、何だって乗り越えられるわ」 と、目を細めた。