ソウタ君と別れた後、私達は無言だった。



一言も話さず私はずっとさっきの言葉を思いだし考えてた。



イズミ君がいなくなった後に、ソウタ君が話してたお説教をしたのかな?



後ろにいるこいつが。


あの先輩達に……


イズミ君が微動だにしなかったって言ってたけど…



それは違ったって事だよね?



そう思ったら口元が緩んでしまう。



マフラーのおかげか分からないけど帰り道は寒さがなくなってしまった。