安心しきった寝顔を晒す佐助。



『……綺麗…』



心の中で呟く。


だって、綺麗過ぎて。



いつもの雰囲気とは違う。もはや神々しさすら感じる。



いや、神様だけどさ。



「……ん…」


あ、ヤバい。起こしたか?!



慌ててカーテンを閉めると、布団に潜る。



「…おい燈…勝手に開けたってことは開けられても良いってことだよな……?!」



ヤバいヤバいヤバいヤバい!



不機嫌指数100%だって!



あたしは必死で狸寝入りを決め込む。