―――――――――― ―――――― 私と、由良は大切な幼なじみだった。 産まれたときから何をするのにもいつも一緒で。 幼稚園のとき「結婚しよう」だなんて、約束した。 由良のお母さんは赤ちゃんのころに亡くなっていて、 たまに私がお裾分けを持っていったこともあった。