三日月の雫


「やだ、そんな顔しないで。ゆっくり話すわ」

「……そうだな。時間はたっぷりあるんだし」



僕たちはまた寄り添い、離れている間の、それぞれのことを話し始めた。



真夜中の、人目を忍んでの、僅かな時間。

でも今は、誰に気兼ねすることもないし、時間はたくさんある。



そして、大好きな君と、一緒にいられる。


ずっと、ずっと―――。




――完――