冷静に言葉を放ちながらも、ぎくしゃくした態度を抑えるように僕はタバコに火を点けた。
「じゃあ、永ちゃんの元バイト先に行こうよ」
もしもここで断れば、かんなは不審に思うかもしれない。
信号が青に変わる。
僕は右ウィンカーを点滅させ、柚羽のいるコンビニ方面へと曲がった。
――どうか、柚羽が帰っていますように。
隣でいろいろ話しかけてくるかんなに適当に相槌を打ちながら、僕は必死にそう願った。
コンビニに着き、駐車場から店への短い距離。
真っ暗な外からは、眩い電気で照らされた店内が丸見えだった。
レジカウンターの前に屯している3人組。
2人は制服、1人は私服だった。


