―――「もうっ。
先生、話が長いよー…。」


やっと終わった……。



授業中、思わず居眠りしていたら、先生に放課後に呼び出されてしまったんだ。




「はぁ~っ」


大きく1つあくびした。


こんなに眠いのも、無理ない。


だって、昨日、夜中の3時頃に雄哉くんと電話してたから。



雄哉くんは、寝てていいって言ってくれたけど、どうしても声が聞きたくなった。



夜中の3時なのに、雄哉くんは仕事の移動中で、

ほんとはあたしよりも、ずっと眠いはずなのにね。




「うそっ。
もうこんな時間?」



携帯に表示された時間を見て、慌てて学校を出て、雄哉くん家に向かった。