絶望と拒絶のあと

私の心の中で再び死は色を増した

死が色濃くなるに従い

私は食事をうけつけなくなった

やつれきった身体と砕けた心に

発作が追い打ちをかける

全身の痙攣

終わらないオーガズム

昼に担当医が鎮静剤を打ちにくる

嗜虐の笑みを浮かべ

私を汚物のように見下しながら

一言耳元で囁く

…役立たずの…家畜

そんな侮蔑を受けながら

乱暴に打たれる鎮静剤の痛みに

私は毎回涙を流し悶えた

もう鎮静剤は嫌だ

致死量の毒薬を下さい

そんな願いも半ばに意識が途切れ

目が覚めると

いつの間にか栄養剤の点滴が

腕から流しこまれている

衰弱死すら

今の自分からは奪われている

辛い

全身を薄くカミソリで削がれ

血だらけになっても死ねはしない

そんな心の中の拷問が再び始まる



それに応じるかのように

真夜中の凌辱の狂宴は

更に暴力的になり

嗜虐を増していく

生きも死にも出来ないように

それが悪魔のやり方

悪魔?

自分自身のことかな…